検査の結果
「終夜睡眠ポリソムノグラフィー検査(PSG検査)」の入院から3週間以上経ってから(事前に決まった日時に予約が入っているのですが)、結果を聞きに診察に行きます。そこで検査結果を印刷した用紙を渡されます。記載されているのは、次のようなデータです。
・無呼吸指数、閉塞型・中枢型・混合型の各回数、低呼吸指数、無呼吸低呼吸指数(単位:回数/h)
・無呼吸最大持続時間、低呼吸最大持続時間、無呼吸平均持続時間、低呼吸平均持続時間(単位:秒)
・血中酸素飽和度Spo2の平均値、最低値(単位:%)
・検査時間TRT、実質睡眠時間TST(単位:分)、睡眠効率(単位:%)
・いびき(単位:分)
・仰向け、うつ伏せ、左向き、右向きの各時間(単位:分)
これらのデータの中でも特に指摘されたのは、無呼吸低呼吸指数(回数/h)と、血中酸素飽和度です。
無呼吸低呼吸指数は、30回以上で重症のところ、41回で私も重症の部類です。中には60回を超えるような人もいるそうです。
そして血中酸素飽和度は90%以上でなければならないところ、87%しかなくて呼吸不全の状態。
検査時間(分) | 540 |
実質睡眠時間(分) | 340 |
睡眠効率(%) | 63 |
AHI無呼吸低呼吸指数(回数/h) | 41 |
HI 低呼吸指数(回数/h) | 8.5 |
AI 無呼吸指数(回数/h) | 33 |
血中酸素飽和度(%) | 87 |
閉塞型(回数/h) | 33 |
中枢型(回数/h) | 0.5 |
混合型(回数/h) | 1.0 |
いびき(分) | 5 |
もう死んでいるようなものかも・・👼
後から調べたのですが、閉塞型の睡眠時無呼吸(OSA)は、空気の通り道である上気道が狭くなったり塞がってしまうことで呼吸が止まるタイプで、肥満や下顎の小ささ、仰向けで寝たときに舌が喉に下がることで気道を塞ぐといったことが原因になるようです。
中枢型の睡眠時無呼吸(CSA)は、脳から呼吸しなさいという指令が出なくて呼吸が止まるタイプで、脳や心臓の疾患が原因になるようです。
両方を併発するのが混合型の睡眠時無呼吸です。
特に説明はありませんでしたが、データを読み取ると、私は閉塞型の睡眠時無呼吸症候群であることがわかります。
CPAPの手配
というわけで、かかりつけ医に相談してから、2か月近くかかって、ようやくCPAPの手配をするということになりました。
いよいよCPAP~!
大きい病院だし、てっきり、ここにCPAPの在庫があって(もしくは日を改めて)、病院で使い方の説明を受け、持って帰って使うのかと勝手に思っていたのですが、そうではありませんでした。
まず、病院の方から業者に連絡を入れてくれるので、その業者から直接電話がかかってくるのを待ちます。私の場合、1~2時間くらいで業者の担当の方から電話がかかってきました。そこで「自宅にCPAPを持っていくので、いつにしましょう?」という話になるので、無理を言って今日来てもらえないかお願いました(今日なら通院で休みを取っていて、追加で休みを取らなくていいので)。
後から何となくわかったことですが、業者は何社かあるようで、その中から多分すぐ対応可能な業者さんが選ばれたのかな?と思います。こちらで業者を指定したり、CPAPの機種を選択させてもらえるようなことはありませんでした。
CPAPがやってくる
そして担当さんがCPAPを持って自宅にやってきます。寝室で説明を受けるのかと思って綺麗にしておいたのですが、説明は玄関で。電源だけ用意できればOKです。マスクの装着方法、本体の使い方、お手入れの方法などについてレクチャーを受けます。
基本的な操作は、マスクを装着したら、CPAP本体のボタンをひとつ押すだけ。マスクを外したらまた同じボタンを押せば空気が止まります。それだけ。
空気が強制的に送り込まれるので、吐くのは普段より少し強い力が必要で、この圧力に慣れない人もいるとのことでしたが、その場で装着して試してみたところ、これは全然大丈夫そうでした。
あとは、加湿機能がついているので、加湿レベルの調整があるくらいです。精製水が必要で、くれぐれも空焚きしないように。加温機能はないので、冬で空気が冷たいときは、部屋を暖めてくださいとのこと。これはちょっと残念かも。
CPAPには通信機能がついていて、使用状況を送信するので、起床後に電源を抜くのではなく、昼間もコンセントに差したままにしておいて欲しいということでした。設定変更も遠隔でできるそう。へぇ~見られてるんだ・・管理されるんだ・・ということを、この時点で知ります。
日々のお手入れは、マスクをノンアルコールのウェットティッシュで拭くだけ。
週に一度、マスクやホース、加湿ユニットなどを洗剤で水洗いして日の当たらないところで乾かすこと。
そして、本体に小さなフィルターがついているので、これを半年ごとに交換する必要があります。予備のフィルターがひとつついていますが、なくなったらまた送ってくれるみたいです。
レクチャーのあと、質問をして、トータル40分くらいで終了。ありがとうございました。
質問としては、加湿ユニットに入れる水は精製水でなければいけないか、CPAPは航空機内に持ち込めるのかということを聞きました。
加湿用の水は、水道水でやる人もいるけど、あまりお勧めしないような雰囲気でした。
航空機内への持ち込みについては、CPAPの認知も進んでいて大丈夫みたいですが、手荷物検査でチェックを受けることになった人がいると聞いたことがあるそうです。
旅行で飛行機に乗るからちょっと心配。
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