旅行で必要なもの
CPAPの使用を開始してから4ヶ月の間、つまり2回目の検査入院の後くらいまでの間に、国内旅行で何度か飛行機に乗る機会がありました。
最初の4ヶ月というと、CPAPをなかなか長時間装着できず、規定時間以上の使用日数が少なくて困っていた頃です。そんなタイミングで、旅行を理由にCPAPを使わず、さらに使用率を下げるわけにもいきません。生きるか死ぬかの問題だし。
それに、CPAPを持ってスムーズに飛行機に乗れるのか、ということを確認しておく必要もあります。
CPAPを持ち運ぶとなると、CPAP本体、電源ケーブル、チューブ、マスク、ヘッドギア(マスクを固定するバンド、ストラップ)のすべてが必要です。
あと、ベッドの近くにコンセントがない場合に備えて、延長コードも持って行きます。これは以前から旅のときには必ず持って行く必須アイテムです。
さらに、翌朝手入れするため、ポケットタイプのウェットティッシュも用意しておく必要があります。
CPAPと一緒にバッグも受け取っているので、それに全部を収納できますが、まぁまぁの大きさです。
めんどくさ・・・
でも早々に諦めて、「何とか持って行く!」と覚悟を決めますが、手に持って歩くのは嫌です。
どうしようか迷いましたが、CPAP一式が入ったバッグごと、リュックに入れてしまうことにしました。結構な荷物になりますが仕方ありません。
飛行機に乗る
CPAPは精密機器なので預けるのはマズいだろうと思うので、手荷物として機内に持ち込むことにします。ドキドキの手荷物検査ですが、結果的にどこの空港でも何の問題もなく持ち込むことができました!
だけど毎回ちょっと緊張するわ・・・
検査に引っかかったときはどう説明しても無理かなと思って、付属の説明書も一応入れておいたのですが、出番なしで済みました。
空港の手荷物検査がクリアできたので、もう旅行で心配なことはありません。今までより荷物が多いというだけです。
宿でCPAPを使用する
私は温泉が大好きです。そのためホテルより旅館に泊まることが多くなります。
年季の入った古い旅館に泊まることもよくあり、部屋のコンセントの数が少なかったり、枕元にコンセントがない場合もありますが、建物が古くても、その雰囲気が好きなので、別に問題はありません。
そんなときは延長コードの出番です。スマホや、モバイルバッテリーの充電も同時にしたいので、何口かある延長コードがあるととても便利、旅のマストアイテムです。
宿では延長ケーブルさえあれば、CPAPの使用に困ることはなさそうです。
旅行でのCPAPのメリット
旅行では、移動や観光で心身ともに充実してしっかり疲れます。温泉に入ることでも疲労します。飲酒もします。いびきや無呼吸の可能性がいつも以上に上がる条件がいっぱいです。
宿によっては隣の部屋の音や声が聞こえるようなところもあります。そんなとき、「隣の部屋にいびきが聞こえないかな・・」と心配することもあったのですが、CPAPがあればそんな心配も必要ありません。
旅行中は夜更かしや早起きすることもあって、睡眠時間が短くなりがちですが、CPAPで質の良い睡眠ができることで、疲れがしっかり取れて、翌日の旅程も充実します。移動が長距離になっても車の運転で眠くなることも防げます。
旅行で困ること
CPAPを持ち歩くことで、荷物が増えるという問題以外に、加湿問題があるかなと思います。
CPAPの加湿には精製水が必要ですが、それを持ち歩くのはちょっと・・・。車移動であれば問題は軽微ですが、飛行機移動となると、問題が生じそうです。水道水やミネラルウォーターの使用は推奨されていないようなので、旅行中の加湿は諦めた方がいいかも知れません。
また、CPAPの装着で、マスクやヘッドギア(マスクを固定するバンド、ストラップ)の跡が顔についてしまうことがあります。
マスクで大部分を隠すこともできますが、朝食の時はそうもいきません。部屋食なら何とかなりますが、広間などで跡がついた顔で食事しなくてはならないのは、ちょっと恥ずかしくて気分が下がってしまいます。
跡がつく問題、なんとかしてくれないかな・・薄い生地にするとか、何か開発してくれればいいのにー。
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